セキュリティ基本講座⑤:メール・メッセージ詐欺を見抜く方法【初心者向け】

セキュリティ基礎

最近、「宅配便の不在通知」や「銀行を装ったメール」などの詐欺メッセージを目にしたことはありませんか?
これらは フィッシング詐欺 と呼ばれ、最も多いサイバー犯罪のひとつです。

今回は、初心者でも簡単に実践できる メール・メッセージ詐欺の見抜き方と対策 を解説します。

よくあるメール・SMS詐欺の手口

宅配便を装ったSMS

  • 「不在のため荷物を持ち帰りました」などと書かれた偽SMS
  • リンク先は偽サイトで、個人情報やクレジットカード情報を盗む仕組み

銀行・クレジットカードを装ったメール

  • 「アカウントがロックされました」「不正利用の疑いがあります」など緊急を装う
  • 偽サイトに誘導してログイン情報を入力させる

SNSや友人を装うメッセージ

  • 知人のアカウントが乗っ取られ、詐欺リンクが送られるケースも増加中

詐欺メールを見抜くポイント

  1. 送信元アドレスを確認
    • 公式と似ているが微妙に異なる(例:amazon.co.jparnazon.co.jp
  2. 不自然な日本語や誤字脱字
    • 海外からの翻訳で作られているため、違和感が多い
  3. 緊急性をあおる文面
    • 「今すぐ対応しないと利用停止」「24時間以内に認証してください」など
  4. 不審なリンク
    • 本物に見せかけたURLに誘導
    • 例:https://secure-bank-login.com など

対策方法

  • リンクを開かない:心当たりがないメールやSMSは即削除
  • 公式アプリ・公式サイトから確認:メールにあるリンクではなく、ブックマークや公式アプリ経由で確認
  • セキュリティソフトを導入:フィッシングサイトをブロックしてくれる機能を活用
  • 二段階認証を有効化:万一アカウント情報が漏れても被害を最小化できる

万一クリックしてしまったら

  1. すぐにブラウザを閉じる
  2. 入力してしまった場合はパスワードを即変更
  3. クレジットカード情報を入力してしまったら、カード会社に連絡して利用停止を依頼

まとめ:疑わしいものは「無視」が一番

  • 宅配便や銀行を装ったメール・SMSはほぼ詐欺と考える
  • 少しでも怪しいと思ったら 公式ルートから確認
  • 被害に遭わない最大の方法は「不用意にリンクを踏まない」こと

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