家庭用Wi-Fiは便利ですが、設定が甘いと外部から侵入されてしまい、個人情報や機密データが盗まれる危険があります。
この記事では、初心者でもすぐに実践できる 家庭用Wi-Fiの安全な使い方と設定方法 を解説します。
初期設定のまま使わない
危険な理由
- 工場出荷時のSSIDやパスワードはインターネット上で公開されていることがあります。
- 攻撃者は「初期設定のまま」を狙って不正アクセスを試みます。
対策
- SSID(Wi-Fiの名前)を変更する
- 管理画面にアクセスするパスワードも変更する
強力なWi-Fiパスワードを設定する
推奨条件
- 12文字以上
- 英数字と記号を組み合わせる
- 「12345678」や「password」などの単純なものは避ける
暗号化方式はWPA3を利用する
WPA2やWEPは危険
- WEPはすでに実用上無意味(数分で突破可能)
- WPA2はまだ利用されていますが、脆弱性が見つかるケースあり
推奨設定
- WPA3対応ルーターを使用
- WPA3に対応していない機器がある場合はWPA2/WPA3混合モードを利用
家庭内ネットワークを分ける
なぜ分けるのか?
- 家族のスマホ、IoT機器、仕事用PCがすべて同じネットワークだと、1台が侵入されたときに全体が危険にさらされます。
対策
- ゲスト用Wi-Fiを作成して分離する
- 仕事用PCとIoT機器を同じネットワークに置かない
ルーターのファームウェアを更新する
更新を怠るリスク
- 古いルーターは脆弱性が放置されていることがある
- 攻撃者は既知の脆弱性を悪用して不正アクセス
対策
- 定期的にメーカーの公式サイトで更新情報を確認
- 自動更新機能がある場合はオンにする
まとめ:Wi-Fiは「家の玄関」と同じ
Wi-Fiルーターはインターネットの入り口です。
鍵を強化することで、家庭全体の安全性を守れます。
今日からできることは以下の5つです:
- 初期設定のまま使わない
- 強力なパスワードに変更する
- WPA3を利用する
- ネットワークを分離する
- ルーターを最新の状態に保つ
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