セキュリティ基本講座⑥:家庭用Wi-Fiを安全に使う方法【初心者向け】

セキュリティ基礎

家庭用Wi-Fiは便利ですが、設定が甘いと外部から侵入されてしまい、個人情報や機密データが盗まれる危険があります。
この記事では、初心者でもすぐに実践できる 家庭用Wi-Fiの安全な使い方と設定方法 を解説します。

初期設定のまま使わない

危険な理由

  • 工場出荷時のSSIDやパスワードはインターネット上で公開されていることがあります。
  • 攻撃者は「初期設定のまま」を狙って不正アクセスを試みます。

対策

  • SSID(Wi-Fiの名前)を変更する
  • 管理画面にアクセスするパスワードも変更する

強力なWi-Fiパスワードを設定する

推奨条件

  • 12文字以上
  • 英数字と記号を組み合わせる
  • 「12345678」や「password」などの単純なものは避ける

暗号化方式はWPA3を利用する

WPA2やWEPは危険

  • WEPはすでに実用上無意味(数分で突破可能)
  • WPA2はまだ利用されていますが、脆弱性が見つかるケースあり

推奨設定

  • WPA3対応ルーターを使用
  • WPA3に対応していない機器がある場合はWPA2/WPA3混合モードを利用

家庭内ネットワークを分ける

なぜ分けるのか?

  • 家族のスマホ、IoT機器、仕事用PCがすべて同じネットワークだと、1台が侵入されたときに全体が危険にさらされます。

対策

  • ゲスト用Wi-Fiを作成して分離する
  • 仕事用PCとIoT機器を同じネットワークに置かない

ルーターのファームウェアを更新する

更新を怠るリスク

  • 古いルーターは脆弱性が放置されていることがある
  • 攻撃者は既知の脆弱性を悪用して不正アクセス

対策

  • 定期的にメーカーの公式サイトで更新情報を確認
  • 自動更新機能がある場合はオンにする

まとめ:Wi-Fiは「家の玄関」と同じ

Wi-Fiルーターはインターネットの入り口です。
鍵を強化することで、家庭全体の安全性を守れます。

今日からできることは以下の5つです:

  1. 初期設定のまま使わない
  2. 強力なパスワードに変更する
  3. WPA3を利用する
  4. ネットワークを分離する
  5. ルーターを最新の状態に保つ

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