セキュリティ基本講座⑧:クラウドサービスの安全な使い方【初心者向け】

セキュリティ基礎

Google DriveやDropbox、OneDriveなどのクラウドサービスは、仕事やプライベートで欠かせない存在になっています。
しかし、設定を誤ると データ流出や不正アクセス のリスクが高まります。

今回は、初心者でもすぐに実践できる クラウドサービスを安全に使うためのポイント を解説します。


クラウドサービスが狙われる理由

  • 個人情報や機密ファイルが大量に保存されている
  • IDとパスワードが盗まれれば、世界中からアクセス可能
  • 一度流出すると被害範囲が非常に広い

基本のセキュリティ対策

1. 強力なパスワードを設定する

  • 短い・簡単なパスワードは突破されやすい
  • 12文字以上・複雑な組み合わせ にする
  • 使い回しは避け、パスワードマネージャーで管理

2. 多要素認証(MFA)を有効化

  • パスワードが漏れても、スマホ認証や物理キーがなければログインできない
  • GoogleやMicrosoft、DropboxはMFA対応済み

3. 公開・共有設定を確認

  • 「リンクを知っている人なら誰でも閲覧可」は危険
  • 必要な相手だけにアクセス権を付与する
  • プロジェクト終了後は共有リンクを削除

よくある失敗例と対策

共有リンクを放置

  • 古い共有リンクが残り、第三者に閲覧されるリスク
    使い終わったらリンクを削除

公私混同

  • 仕事用のファイルを個人アカウントに保存
    アカウントを分けて利用

端末の盗難

  • PCやスマホごと盗まれてクラウドにアクセスされる
    端末の画面ロックやリモートワイプ機能を活用

定期的な見直しが大事

  • アクセス権限を定期的にチェック
  • 古いファイルや不要なアカウントは削除
  • セキュリティ通知(ログイン履歴など)を確認する

まとめ:クラウドは「便利な金庫」

クラウドサービスは便利ですが、正しく設定しないと「鍵をかけ忘れた金庫」と同じです。
今日からできる安全対策は以下のとおりです:

  1. 強力なパスワード+MFAを必ず設定
  2. 共有リンクは必要な範囲だけ
  3. 公私を分けて利用
  4. 定期的にアクセス権限を見直す

これだけで、クラウドのセキュリティは大幅に向上します。

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