Google DriveやDropbox、OneDriveなどのクラウドサービスは、仕事やプライベートで欠かせない存在になっています。
しかし、設定を誤ると データ流出や不正アクセス のリスクが高まります。
今回は、初心者でもすぐに実践できる クラウドサービスを安全に使うためのポイント を解説します。
クラウドサービスが狙われる理由
- 個人情報や機密ファイルが大量に保存されている
- IDとパスワードが盗まれれば、世界中からアクセス可能
- 一度流出すると被害範囲が非常に広い
基本のセキュリティ対策
1. 強力なパスワードを設定する
- 短い・簡単なパスワードは突破されやすい
- 12文字以上・複雑な組み合わせ にする
- 使い回しは避け、パスワードマネージャーで管理
2. 多要素認証(MFA)を有効化
- パスワードが漏れても、スマホ認証や物理キーがなければログインできない
- GoogleやMicrosoft、DropboxはMFA対応済み
3. 公開・共有設定を確認
- 「リンクを知っている人なら誰でも閲覧可」は危険
- 必要な相手だけにアクセス権を付与する
- プロジェクト終了後は共有リンクを削除
よくある失敗例と対策
共有リンクを放置
- 古い共有リンクが残り、第三者に閲覧されるリスク
→ 使い終わったらリンクを削除
公私混同
- 仕事用のファイルを個人アカウントに保存
→ アカウントを分けて利用
端末の盗難
- PCやスマホごと盗まれてクラウドにアクセスされる
→ 端末の画面ロックやリモートワイプ機能を活用
定期的な見直しが大事
- アクセス権限を定期的にチェック
- 古いファイルや不要なアカウントは削除
- セキュリティ通知(ログイン履歴など)を確認する
まとめ:クラウドは「便利な金庫」
クラウドサービスは便利ですが、正しく設定しないと「鍵をかけ忘れた金庫」と同じです。
今日からできる安全対策は以下のとおりです:
- 強力なパスワード+MFAを必ず設定
- 共有リンクは必要な範囲だけ
- 公私を分けて利用
- 定期的にアクセス権限を見直す
これだけで、クラウドのセキュリティは大幅に向上します。
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